チャートという幻想

投資

チャートの作られ方

リアルタイムでローソク足が形成されているチャートを見ると、何か超常的なものが意思を持ってローソク足を形成しているような錯覚に陥る。
皆さんはそんな経験、ないだろうか。私の中では常だ。
実際はそんなものではなく、多くの人間の注文が決済された値段の記録でしかない。
買いたい人間が多く、実際に買っている人間が多いから値段は上がっていく。
下がるときはその逆で売っている人間が多いから。
為替の場合は、ペアとなる通貨の売買も重なるため、例えばドル円ならば、ドルを買いたい人と円を売りたい人が多ければ、値段が上がっていく、ということになる。
勿論、注文量は人それぞれなので、単純に人数の大小というわけではないが、まあ、需要と供給の差と言い換えれば、そのまま当てはまるだろう。

幻想

その通り、チャートというは値動きの記録をローソク足(他、ラインとかバー)に表したものでしかない。
だというのに、まるで生き物かと如く、チャートが動いているかのように感じることがある。
そしてその動きは往々にしてエントリーと逆の方向へ進む。
不思議なものだ。
2024年年明け、ドル円は2023年末までの動きに反して上昇の動きをしている。
理由は、まあそういうのに詳しい人に任せるが、私自身の思いとして、144円をちょっと超えるくらいが許容範囲だった。
だがしかし、今この記事を記載している時点では、144.5円を超えている。
私の予想なんて私自身当てにしていないが、チャートを見てみると別におかしな動きをしているわけでもないと感じる。
147.5円付近まで上昇するのであれば、ちょうどいい戻りを作って、また下がりそうと思っているが、これこそがチャートが私に見せる幻想なんだなー、と気づいてしまった。
とはいえ、気づいたところでどうしようもないのだ。

ただの願望

幻想とか、なんかそれっぽい言葉を使ってみたが、まあ要するに自分の願望なんだよな。
そこまで上がってくれれば、ショートをいれやすくなって、利益もいっぱい取れそうっていうね。
願望という意味では私が一番イメージできるのはグランビルの法則だろうか。
移動平均線を中心として、チャートが上がったり下がったりする法則の話。
いや、逆やん、移動平均線がローソク足に付いてきてるだけやん。って。
そもそも移動平均線は対象期間の終値の平均値。
けども、初めてその法則を聞いて、チャートを見てみれば、なんか法則と同じような動きをしているって見えてしまうのが怖い怖い。
相変わらず話が取っ散らかってしまっているが、チャートに対する願望っていらないよなー、と思っているわけだ。
これを皮肉にも証明してしまっているのが、悔しいというかなんというか。
私が何も考えず買ったものは利益が出ているけども、一生懸命考えて考えて売買したものは悉く損失になってしまっている。
相場ってのは残酷である。

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