円安の流れから円高へ
7月中頃から8月頭にかけて関税交渉のまとまりによる期待感で円安方向に流れていたが、8月頭の統計発表が想定よりも悪く、一気に円高方向に相場が動いた。一旦150円に辿り着かないくらいの売り圧力で安定しているようだ。
現状戻りも限定的でチャートの形は今後ドル円は下落の方向に向かうように見えてしまう。こういう時の予測は大体外れるので、買うわけではないが様子見、フラットで見ていく必要があるだろう。
メキシコペソの現状
さて、メキシコペソはどうかというと。
下記は左上週足、右上日足、左下4時間足、右下1時間足である。

メキシコペソ自体は長い間安定している。直近の米雇用統計の影響で円が買われたため、少し下落したくらいだ。利下げは引き続き続いているものの、利下げ幅は縮小。再びインフレの懸念が出てきているとも見える。スワップポイント的には今が利益の出る最低ライン付近の心持である。まだまだ利下げは続くだろうと思うが、インフレ懸念が現実のものとなれば、また流れは反転するだろう。
トルコリラの現状
さて、トルコリラはどうかというと。
下記は左上週足、右上日足、左下4時間足、右下1時間足である。

トルコリラも変わらず安定ている方ではあるが、やはりメキシコペソに比べると円高方向のリスクが高い。政局不安で大きく下落して以降また利上げをしていたトルコリラだが、インフレ懸念後退を受けて利下げを再開している。トルコリラ下落のサプライズニュースがなければ、今年はこのまま下落気味の安定を保ちつつ、利下げの流れが続くだろう。
メキシコペソもそうだが、トルコリラは今月スワップポイント増量のキャンペーンを各社出してきている。それを狙って50万リラほど買い増ししている。51日分で約12万円を取りにいった形ではあるが、このまま安定が続くように切に願う。
2025年8月、市場に対する考え
米雇用統計の内容は悪かったものの、今現在株は日米どちらとも最高値を更新に熱狂状態ではある。ちゃんと調べてはいないが、何か明確な材料があっての上昇ではないようだ。株も、いつになったら大きく崩れるだろうか、と思いながら見てはいるが、その兆しは見えていそうで結局来ない。2~3年後は高配当株に少し資金を入れたいと考えてはいるが、それまで上昇し続けるようなことがあれば、なんとも言えない気持ちになりそうだ。
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