期待で上昇、失望で下落
5月は引き続き米大統領の関税政策の影響で相場が乱高下し、しかしながら米大統領の発言が徐々に市場が慣れてきているようにも見えた。今のところ、6月は5月に比べてチャートの形は比較的穏やかだ。
今は米中の交渉に期待が集まっているところ。そのことで悪いニュースが出れば、また大幅に下落するのではないだろうか。
ただ世界情勢はかなり不安定で悪いニュースは色々出ている。当たり前ではあるが、不測の事態は必ず発生するので、暴落しても大丈夫なように備えを忘れてはいけない。
メキシコペソの現状
さて、メキシコペソはどうかというと。
下記は左上週足、右上日足、左下4時間足、右下1時間足である。

現在は5月の高値付近。なんだかんだ強い。
ただし、火だねは燻っている。関税交渉も然り、移民問題でアメリカに暴動が起こり、米大統領が過激な発言をするようになれば、伴ってメキシコペソにも影響が出るだろう。
他には、政策金利が引き続き利下げする見込みが出ている。今現在でもかなりスワップポイントが減ってきている。今までが高すぎた、というのが実情ではあるのだが、一度経験するとそれが基準になってしまうのが難しいところ。20円台で高止まりしてくれているとありがたかったのだがなぁ。
トルコリラの現状
さて、トルコリラはどうかというと。
下記は左上週足、右上日足、左下4時間足、右下1時間足である。

3.6円台とかなり低い状態で停滞している。はっきりと下落余地の方が大きく、ここから上昇していく未来は見えない。
特に、ドルストレートでトルコリラを見ると、ずっと高値を更新し続けている状況で、トルコの中銀はそれを容認しているようだ。緊急で利上げを行ってはいるものの、ギリギリ現状を維持しているにすぎないことは、肝に銘じておくべき。
5月は一時的にでも4円台を見るやもと思っていたけれども、完全に幻でしたね。
2025年6月、市場に対する考え
安定しているようなそれは見掛け倒しのような、つまりは結局潜在的に不安定な状況と言える。上昇してても不安だし、下落は当然不安。結局、相場がどういう状態でも不安が付き纏うのが辛いところ。精神的には大分慣れたものだけど。
今はリスクを取りすぎている状態ではあるので、2,3年はこの状態が続きそうではある。強制LCのラインが下がれば、もっと心穏やかに過ごせることだろう。
6月頭、スワップポイント増量キャンペーンに合わせて、今までの利益と含み損をある程度相殺しておいた。5か月分の利益はほぼなくなったが、その分税金も減るということで。さらには、減った分のスワップポイントをちょっとでも回収できるなら十分でしょう。
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