関税パニック
4月の状況を表すのにぴったりじゃなかろうか。
今月の環境認識を始める。
米大統領の相互関税発動から中国の反発、他国の動向とそれにたいする緩和で、ドルが結果的に大きく売られている。対する円は比較的買われている方か。
米株、日本株も大きく売られており、急激な動きと下落率に市場は右往左往と言ったところか。ま、恐らくベテラン連中は虎視眈々と今の状況を見守りながら少数を買っているだろうと思うが。
とにかく、私の方針は様子見を変えず、ここまで来たらギリギリまで見極めることにしている。
メキシコペソの現状
さて、メキシコペソはどうかというと。
下記は左上週足、右上日足、左下4時間足、右下1時間足である。

一時的に7円を割って6.8円台まで下落していたが、今は7.2円まで持ち直している。メキシコ自体はアメリカの相互関税の対象ではなかったが、世界的な流れには逆らえず、円買いでメキシコペソが下落。ただ、円買いが落ち着いたところで、メキシコペソ自体の強さで少し上昇といった流れか。完全に安心したわけではないが、まだ落ち着いて見れる状況ではある。勿論、アメリカとメキシコの間はかなり緊張状態にあり、特に米大統領の施策で相場が荒れることは可能性として、依然高い。
様子見しつつ、定期的に買い増ししていく方針は変わらない。
トルコリラの現状
さて、トルコリラはどうかというと。
下記は左上週足、右上日足、左下4時間足、右下1時間足である。

こちらも相互関税自体の影響はほぼない。が、円買いの影響は大きく受けるのでずっと下落し続けている。3月下旬の始まり頃、現大統領の政敵が逮捕されたことを受け、かなり大きくトルコリラは売られている。それこそ、当局が為替介入を行ったほど。ただ、介入自体は、当たり前ではあるが米ドルに対して行われているので、対円では下落の流れが続いていた。
今は、円買いが落ち着いたこともあって、少し相場に動きがない。可能なら、4円台に戻して欲しいところだが、期待は相当に薄いだろう。利上げをしたようだが、効果も現状維持が精一杯だろう。
今は、耐えの時期。4円台に上がったら、もう売りに入ってもいいと考えているが、そう考える人間は相当数いる。浅い傷でにげたいところではあるが、難しいところだ。
2025年4月、市場に対する考え
今の状況を受けて、資金的に余裕があるならハンガリーフォリントを買いたくなっている。だが、それを実行に移すにはトルコリラを切ることは必須だ。メキシコペソは今までと変わらず定期的に買って、安定してスワップポイントを貰えるようにする。それを命綱にしないといけない状況はよろしくないのだが、仕方がない。ギャンブルになっているが、負けなきゃ負けじゃないんだ。
想定外は勘弁してくれと思うが、やはり想定外は起こるような~。
今の状況を見ていると、5年後ほんとに仕事を辞められるのか、相当に不安だ。
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