関税交渉
4月頭に米国から相互関税が発動されてすぐ、発動した関税に対して90日間の延長が発表された。伴ってドル円は上昇。また、米中で協議が始まることを受け、市場は現状の打開を期待し、またも上昇。概ね、元の水準に戻ってきている。
ただし、日本との交渉は、今のところ状況芳しくはないようで。米国は各国一律の10%は譲らず、日本は完全撤廃を要望として盛り込んでいるようだ。決裂してしまえばもっとややこしいことになるだろうと予想できるが、さてどうなることやら。今は祈ることしかできない。
メキシコペソの現状
さて、メキシコペソはどうかというと。
下記は左上週足、右上日足、左下4時間足、右下1時間足である。

一時的には7円を割ることもあったが、今は関税交渉の成功を期待されている状況で価格は上がっている。メキシコペソ自体も強く、利下げのペースはそうとう早い。この利下げのペースだと、スワップポイントがかなり少なくなり、受け取れる利益も減るだろう。スワップポイントが10円を割るようならば、今後の利益が相当辛くなる。ただし、関税の混乱自体の余波はあるようで、メキシコのインフレは収まっているものの若干上向き始めているようにも見えるようだ。完全に個人的な想いではあるのだが、せめて今のスワップポイントの水準は保ってほしいと考えてしまう。
トルコリラの現状
さて、トルコリラはどうかというと。
下記は左上週足、右上日足、左下4時間足、右下1時間足である。

3.6を割らない程度で買い支えられ、米中協議の期待感で円が売られることで一旦持ち直したように見える。しかし、米ドルトルコリラはずっと上昇を続けており、トルコリラが弱いことは全然変わりない。利下げを進める予定だったものの、これだけ売られれば、中銀も利上げをせざるを得ないとなり、またスワップポイントは40円台に戻ってきた。なんとか、4円台にギリギリ乗ることがあれば、整理したいところ。ポジションを減らしたり、買い直しをしたり、円高のヘッジ用に別通貨の売りポジションを持ったり、というのを考え中。
2025年5月、市場に対する考え
4月末頃から運の上向きを感じているところ。実際、円安の方向に相場が動いた頃で、資産も1,500万円台に一時的に戻ってきていた。このままトルコリラが予定の水準まで来てくれることをとりあえず、願っておこう。6月に入れば、トルコリラを含み損でも一部切ってしまって、ハンガリーフォリントを買い集める方向にシフトしたい。ハンガリーフォリントはメキシコペソと違って、利下げも止まっている状況だ。証拠金が少なくかなりリスクが小さいので多くのポジションを持てる。現時点では割高ではあるが、トルコリラと違って買い増ししやすいので、今の価格は気にならないだろう。今後が楽しみな通貨である。
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